『ヤクルト』は1日何本飲んでいい? 企業の回答に「そうなんだ!」
『ヤクルト』は日本を代表する乳酸菌飲料で、子供の頃から愛飲している人も多いでしょう。
馴染み深い『ヤクルト』ですが、そもそもどのように誕生したのか、また1日に飲む適量などをご存じでしょうか。
『ヤクルト』のさまざまな疑問について、株式会社ヤクルト本社(以下、ヤクルト本社)に取材しました。
『ヤクルト』が誕生したきっかけ
『ヤクルト』が誕生したのは1935年。2024年時点で誕生して89年という、ロングセラー飲料です。
ヤクルト本社に開発秘話を聞いたところ、このような回答がありました。
昭和初期、感染症で多くの人が命を落としていました。この状況に心を痛めたヤクルトの創始者で、医学博士の代田稔(しろた・みのる)が予防医学を志し、微生物研究の道に進みました。
そして1930年に、生きたまま腸内に到達し、有益な作用をする乳酸菌の強化培養に成功しました。
この乳酸菌が『乳酸菌 シロタ株』です。これを1人でも多くの人の健康に役立てるために、1935年に乳酸菌飲料『ヤクルト』が誕生しました。
『ヤクルト』の創始者で医学博士の代田稔(画像提供:ヤクルト本社)
なぜ『ヤクルト』という名前になったのかというと、「エスペラント語でヨーグルトを意味するヤフルト(Jahurto)