刺身のツマ、捨てないで! 鮮魚店からのお願いに「試したい」
刺身の横に、細切りになった大根が添えられていることがありますよね。一般的にこれを「ツマ」と呼びます。
スーパーマーケットや鮮魚店で刺身を買うと、ツマが付いていることが多いでしょう。
刺身のツマの由来
ツマは漢字で『妻』あるいは『褄』と書き、刺身の付け合わせとして使われるものの総称。
大根がもっともポピュラーですが、シソ、菊の花、海藻なども含まれます。
刺身に添える『妻』は、主菜を引き立てるための添え物であるとされています。
つまり、主役である刺身を引き立てる存在としての『妻』という意味から、このように呼ばれているのだとか。
※写真はイメージ
また、ツマは『褄』とも書きますが、この漢字には『端』の意味があります。例えば、 着物の褄というと、長着の裾(すそ)の左右両端の部分のこと。
刺身の端に添えられることから、「ツマ」と呼ばれるようになったという考え方です。
また、刺身に添えられるものには「ケン」という呼び方もあり、漢字で書くと『剣』。大根の細切りは鋭く細長いので、「ケン」と呼ぶのもしっくりきますね。
上記のほか、刺身の下にツマを敷くこともあります。これを「敷きヅマ」