分離したドレッシング、どう混ぜる? 企業の助言に「振り方間違ってた」
乳化した状態になるととろみが付き、食材にしっかり絡むようになって、料理がおいしくいただけるという仕組みです。
乳化させるためには『しっかり混ぜる・攪拌する』ことが重要。
ドレッシングをうまく乳化させる方法として、ケンコーマヨネーズが紹介した『左右に振る』はとても有効です。
左右に振った場合、ボトルに入っているオイルと調味料の動きが大きくなり、粒子が細かく分かれて混ざりやすくなります。粒子が細かくなるほど乳化が進むため、結果としておいしいドレッシングができあがるのです。
横方向に振れば乳化状態が長持ち
例えば生クリームを泡立てたことがある人は、左右にホイッパーを動かすとクリームがきめ細かくなるという経験がありませんか。これもドレッシングと同じ理論で、大きな動きによって成分が細かい粒子になるためです。
逆に、縦に振るとオイルと調味料はそれほど大きな動きができないため、乳化が不十分になってしまい、いまいちのできあがりに。
また、多少混ざったとしても、比較的短時間でまた分離してしまいます。
横方向なら再分離までの時間が長く、食事の間に何回も振らずにおいしく使えるでしょう。
振る方向を変えるだけでおいしさが変わるのは驚きですが、小さなコツで大きな変化が楽しめます。