お米に虫がわいてる! 思わぬ事態を解決する方法を農水省が解説
米びつやお米の袋の中に、動く物体を見つけたことはありますか。実はお米を好む虫が存在しているそうです。
本記事では農林水産省の公式サイトから、お米に虫がわいた時の対処法や防虫対策を紹介します。
安心しておいしくお米を食べられるよう、今一度保管方法を見直してみましょう。
お米にわく代表的な虫は2種類
お米にわく虫は主に、『ノシメマダラメイガ』と『コクゾウムシ』の2種類です。
ノシメマダラメイガ
体長1㎝程度の蛾。わずかな隙間から侵入し、お米の外側や周りに卵を産みます。
卵の大きさはわずか0.5㎜、幼虫でも2㎜程度とかなり小さいため、お米に紛れて気付きにくいのが難点です。
なお一度に数百もの卵を産むため、1匹見つけた場合はさらに多くの幼虫が潜んでいると考えられます。
お米を食べるのは幼虫のみで、成虫は食べません。
コクゾウムシ
コクゾウムシは体長3㎝程度の小型の虫で、カブトムシのような見た目をしています。
角のように長い口で米に穴を開け、その中に産卵。幼虫まで卵の中で育ちます。
成虫になると米の外に出てくるので、突然虫がわいたように感じるでしょう。