お菓子などに入っている『乾燥剤』 よく見ると…「吹き出した」「初めて知った」
お菓子や海苔などの食品パッケージには、湿気るのを防ぐために乾燥剤が入っています。あなたは、乾燥剤をまじまじと見たことがあるでしょうか。
袋をよく見ると『ドライ占い』や『ドライ体操』という文字が書かれているものがあります。これは有限会社坂本石灰工業所(以下、坂本石灰工業所)の『I・C乾燥剤』という製品です。
SNSでは「吹き出した」「初めて知った」などの声が上がり、話題になりました。
なぜこのようなユニークで楽しい乾燥剤ができたのでしょうか。同社の坂本達宣代表取締役社長に取材しました。
画像提供:有限会社坂本石灰工業所
『I・C乾燥剤』は唯一無二の乾燥剤
坂本社長によると、このようなパッケージになったのは『I・C乾燥剤』の誕生に関わっているとのこと。
もともとは生石灰を用いた乾燥剤が主流だったのですが、残念なことに生石灰には水と反応して高熱を出す性質があります。
坂本社長によると「280℃という高温になることもある」そうです。
子供が間違って食べたり、ゴミ箱に捨てて水に触れたりすると、やけどを負ったり、火事を起こしたりする可能性があります。
そのため、坂本石灰工業所では、高熱を発しない新しい乾燥剤を熊本大学と共同研究を行って開発。