2016年10月1日 16:00
何しているかちゃんと知ってる?経験者が語る「総務」のお仕事
「営業」や「経理」、「広報」といった部署は何となく仕事のイメージが沸きやすいもの。営業なら、製品やサービスについて客先と取引をしますよね。経理なら社内のお金を管理する、広報なら製品や会社自体をPRするお仕事だと分かります。
その一方で、どの企業においても必ず存在するのに、あまりイメージが沸かない存在が「総務」です。学生だけでなく社会人になっても、総務が何をするのか把握している人はそんなに多くないのでは。
会社に必要不可欠だけど、影が薄い総務の役割について、元総務課員だった筆者がざっくりと紹介していきましょう。
■総務はいわゆる『なんでも屋』
総務を一言であらわすと、「社内のなんでも屋」です。しかし、これが逆に総務の役割イメージをぼんやりさせているかもしれませんね。
総務の大きな役目は、「社内のどのセクションにも分類できない業務を全て担当すること」です。それがどの会社にも、総務が必ず存在する理由になります。
具体的なところでは、給与計算などの労務管理、社員の採用を含む人事、役員の秘書業務、備品や資材の購入、社内行事の企画・運営……と、その範囲は多岐にわたります。
悪く言うと雑用係的なイメージもありますが、総務がないと、会社がスムーズに回らなくなってしまうリスクもあるのです。