「ミケランジェロと理想の身体」展でわかる芸術家の天才ぶり
Firenze, Museo Nazionale del Bargello / On concession of the Ministry of cultural heritage and tourism activities
話題のスポットに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、理想の身体美を見に行ってきました!
「最後の審判」などの絵画で知られる、ミケランジェロ。実は彼、自らを「彫刻家」と呼んでいました。そんな天才の真骨頂とも呼ぶべき彫刻品が楽しめる「ミケランジェロと理想の身体」が国立西洋美術館にて9月24日まで開催中。
本展では、世界に約40点しか現存しないミケランジェロの大理石彫刻から、傑作といわれる『ダヴィデ=アポロ』と『若き洗礼者ヨハネ』が初来日。ミケランジェロの彫刻作品が、所蔵元から離れるのはかなり貴重なことだそう!
この2つを核として、古代ギリシャ・ローマとルネサンスの両時代の芸術家がつくりあげた理想の身体美に迫っていきます。隆々たる男性の彫刻のほか、幼児のぷよぷよムチムチした体形の彫刻もさわりたくなるほどにリアリティがあって、楽しめました。