くらし情報『「見て見ぬふりできない」30年保護猫活動続ける男性』

2019年2月24日 11:00

「見て見ぬふりできない」30年保護猫活動続ける男性

「猫が大好き、という思いでやっていることではないんです。気の毒なものを見ると、見て見ぬふりできない、という自分の性格です。やっていてうれしいのは、具合が悪い猫が元気になったときと、新しい飼い主さんに届けたとき。不憫なコが立派な飼い主にもらわれていった日には、もうこのコは安心して暮らせるんだと、うれしくて寝酒がふだんの3倍に(笑)」

猫の保護活動と同時にホームレスの人たちへの支援にも熱心だ。

「多摩川の猫たちはホームレスの人にかわいがられていたりするんですが、彼らは自分は水道水しか飲まなくても、猫には餌をあげていたりするんです。それは“この猫たちにも生きる権利はある”という考え方。そういうのを見てしまったら、困っている人を自分のできる範囲で優先しようと、猫だけでなく、ホームレスの人たちの支援もするようになりました」

自分は決して社交的なタイプではないと語るが、「小西さんのおかげで今ここで生きています。神みたいな人」とおおぜいのホームレスが信頼をおく存在になっている。

「いえいえ、私じゃなくて、猫パワーがすごいんです。猫が人と人をつなぐんです。僕が足をケガして、引きずりながらしか歩けないときも、多摩川に行ったら不思議とシャキッとなります。

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