陣内孝則「女装をすると、タガが外れて大胆になるんです」
で振付を担当したという縁がある。
「亜門さんはね、僕をキャスティングするわりには歌を評価してくれてないのかな。『できるだけ歌わないで。歌詞をセリフにしちゃっていいから』って。これ、演出家がうまく歌えない役者によく言うことなの(笑)」
度肝を抜くど派手なメークや衣装が似合うよう、去年の夏から体重を10キロ落としたそうだ。
「カットフルーツでファスティング(断食)的にね。この作品、22回もの衣装替えが大変!衣装といえば、ユナクくんなんか乳首が見えただけで客席のファンはキャ~!となるから、ついアドリブで『乳首を出せばいいというものじゃないのよ』とか言っちゃったりして。それがまたウケてしまって(笑)」
どうやらこの調子でキュートなアドリブの嵐を巻き起こすようだ。
「セリフをかむと『じゃ、もう1回言うわよ』って。失敗しても笑ってごまかしちゃう(笑)」
そんな本作から見えてきたものは……。
「女装すると解放されるんですよ。タガが外れて大胆になって、言いたいことをズケズケ言えるようになる。“こうあらねばならない”という縛りがなくなるんですよね。でも、自分は女性らしくあろうとするほどベースは男性的でないと。男と女は表裏一体だと感じます」
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