『ひとり終活』の著者が語る死後手続き代行サービスの注意点
そこで高齢になり必要になってくるサポートの中から、「日常生活支援」について小谷さんに解説してもらった。
■日常生活を支援するサービスはまず自治体で探す
年を重ねて足腰が弱ってくると、家事もおっくうになりがちだ。生活するうえで不便なことが出てきたら、まずは自治体に1つはある「地域包括支援センター」で介護保険のサービスを使うことができないか、相談してみよう。
「要介護認定を受けられるほど深刻ではない場合でも、多くの自治体には1人暮らしの高齢者向けに、家事の手助けをしてくれる生活援助員やヘルパーを派遣してくれる独自の制度があります。自己負担は1回数百円程度。週に1度、1回につき60分までなどと利用の制限はありますが便利です。こうした制度があるかどうかも、『地域包括支援センター』で教えてくれます」
毎日買い物に行くのが大変、という人は、近くの「シルバー人材センター」で家事支援のサービスがあるか聞いてみよう。買い物を代行してくれる。
調理ができなくなっても、1食500円程度でお弁当を届ける際、安否確認を兼ねた配食サービスを実施している自治体も多い。居室で倒れたときにブザーを押すと警備員が駆けつけてくれるなど「万が一」