くらし情報『適度な距離感が濃い会話を生む…「二世帯同居」増加の背景とは』

適度な距離感が濃い会話を生む…「二世帯同居」増加の背景とは

とはいえ、二世帯同居では必ず「元他人」という存在が生まれてしまう。そこから派生する、いわゆる「嫁姑バトル」や「マスオさん状態」を考えると、“適度な距離感”はそれほど簡単には保てないような気もするのだが……。

「ひと昔前は、同居するとお嫁さんがいじめられたり、お婿さんの肩身が狭くなるという話がありましたが、最近同居を始めた方では、そうしたケースは少なくなっているようです。おそらく、現在の親世代には核家族の第一世代が多いので、子世帯を尊重する意識が強いのでしょう」

さらに、ニーズの増加にともない、二世帯住宅自体が進化していることも、同居を成功させるための大きな要因になっている。

二世帯住宅の構造は、主として「共用二世帯1階に共用玄関(世帯別に各階に分かれていく)」「独立二世帯(内階段型)」「独立二世帯(連棟型)」「独立二世帯(外階段型)」の4つのタイプに大別されるが、同居する両世帯の人数や年代、ライフスタイルに合わせたタイプの住宅を選ぶことで、より円滑な同居生活を送れるというわけだ。「ひと口に二世帯といっても、各家庭のニーズは異なります。たとえば、世帯ごとのプライバシーを重視するのであれば独立二世帯がいいでしょうし、将来的に親世帯の介護を視野に入れているなら、行き来のスムーズな共用二世帯にしておいたほうがあとあと便利でしょう。

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