江原啓之“性”を語る「セックスとは“愛と向き合う”行為」
切実だけど、なかなか人に相談しにくい“性”の問題。ともすれば後ろめたささえ感じてしまうこのテーマ。本誌は真正面から向き合うことにしました。今回、この問題に取り組んでくれたのは、江原啓之さん。
「性の悩みを、秘めたることにしてはいけない。堂々と、ポジティブに論じ合うべきなのです」と語り始めた江原さんの言葉に、ぜひ耳を傾けてください。そこにはきっと、“心にふたをしていたあなた”に届く珠玉のメッセージがあるはずです。
「日本では、まだ性について語ることに少なからず罪悪感を抱いてしまう人が多いですよね。
ですが、性の問題は愛の問題ですから、秘めたることにするのではなく、堂々と向き合い、論じられなければならないことなのです」
今回、“性”をテーマとした特集を組むきっかけとなったのは、近年、編集部に性に関する悩みが多く寄せられるようになったから。
「この年になって性欲が高まって困っています」「結婚して数十年ですが、オルガズムが何なのかわからない」。そんな切実な悩みが目立つのだが、文面にはどこか気まずさが漂い、悩むこと自体にネガティブな感情を抱いている人が多いようなのだ。
そこで、これまで多くの女性の悩みに向き合ってきた江原さんに、性の悩みの根底にある問題、その本質について解き明かしてもらうことにした。