2019年10月4日 11:00
25%の商品に怪しいレビューが!? 通販サイトの「サクラ」実態
そこで、自己防衛をかね、『サクラチェッカー』を開発したんです。アマゾンに出品されている商品のURLか商品名を入力するだけで判断できます」
開発にあたり、偽レビューの書き手を募集するグループに潜入調査したユウさん。登録すると、ショップ側から「レビューを書けば、その商品をプレゼント!」などと募集がかかるのだという。
「なんと、約2万人が集まっていました。なかには無料で商品をもらい、かつ、商品を他サイトで売って二重に儲けている人も……」
この偽レビューについて、出品・出店者を管理するアマゾンおよび楽天に問い合わせたところ、どちらも「検知、調査等を行っており、不正には厳重に対処しています」とのこと。
しかし、なぜ通販サイトに出店する一部のショップは偽レビューを大量に書かせるのだろうか。ユウさんがその理由を語る。
「粗悪品を、良品に見せかけるためでしょう。
高評価だと、商品が検索結果のトップに表示されやすくなり、売り上げが伸びます」
また、実際に、偽レビューはどのくらいあるのだろうか?
「アマゾンへの出品商品に限り、サクラチェッカーで分析した結果、全商品の25%は怪しい。コピー商品が出回りやすい小物家電などは、偽レビューが大量に見つかります。