「4万円で優先的にPCR検査を…」急増するコロナ詐欺にご用心
すでに国民生活センターには《新型コロナウイルスの検査が無料で受けられる。マイナンバーが必要。これから自宅に取りに行く》と、個人情報の抜き取りをはかったケースが報告されている。
「“感染したかも”と感じても、保健所に電話が殺到しておりつながりにくい。そんな不安を利用しています。ほかにも『優先的に検査できるので、ご希望なら4万円を振り込んでください』とお金を騙し取ろうという手口もあります」(京師さん・以下同)
〈対策〉一度電話を切り、信頼できる検査機関、医療機関なのかを調べる。個人情報は絶対に教えない。
【ケース2】給付金のために手数料を要求
「厚生労働省や市役所、金融機関を名乗って『助成金が出ます。
手続きに1万円ほどかかりますので、事前に振り込んでください』という振り込め詐欺電話が。少額なので、安心して振り込んでしまいやすいんです」
補助金関連では《子ども1人につき3万円を振り込むので、キャッシュカードの番号、銀行の口座番号を教えてください》と個人情報を聞き出そうとする事案も、国民生活センターに寄せられている。〈対策〉国・地域の役所や役場、金融機関が振り込み指示したり、暗証番号など個人情報を聞くことは絶対にないことを肝に銘じる。