2020年7月21日 17:58
旅行に行ったのに…Go Toトラベル「後から対象外」の可能性
観光庁の担当者がこの日程を明かした途端、ヒアリングに出席した議員からは「えっ、登録は今日から!?」「(Go Toトラベルは)明日から始まるんじゃないんですか?」といった戸惑いの声が挙がった。「割り引かれると思っていたのに、今日から登録ということは、いざフタを開けたら(宿泊施設が)割引の対象じゃないってこともあり得るってことか?」という野党議員の質問に、担当者は「そうですね」と答えた。
実際に料金の割引が始まるのは最速で7月27日だという。「22日から27日までの間は宿泊したことを旅行者が証明して還付という形で旅行代金の割引支援を行いたい」(観光庁担当者)というが、宿泊した施設の「参加事業者登録」が認められなかった場合、還付が行われない可能性があるということになる。
このヒアリングではさらなる杜撰な運用方針が明らかになった。東京居住者の旅行はキャンペーンの対象外になっているが、出身地から住民票を移していない都内在住の学生など、居住実態と書類上の住所が一致していない場合は多々ある。出席議員からの「居住実態よりも(免許証などで)どこに本籍があるか証明されればいいのか」という質問に対して、観光庁の担当者は「はい、そうです」