民主党副大統領候補カマラ・ハリスさん 30歳年上との不倫経験
昨年8月、ネバダ州ヘンダーソンの集会でハリスさんの演説を目の当たりにしましたが、笑顔が非常にチャーミングだったことを覚えています。有権者を鼓舞するような力強い演説は、リーダーの資質も感じさせました」
“次々期”大統領候補と目されるハリスさんの人物像を探るため、海野さんや在米日本人の証言、現地メディアの報道などから、トリビアを掘り起こしてみた。
【1】「弱者の味方に」。母を説得して検察官に
名門大学・ハワード大(ワシントンD.C.)卒業後、カリフォルニア大学ロースクールに進学。1年の司法浪人の末、ハリスさんは26歳のときに法曹資格を取得。アラメダ郡検察庁で地方検察官補としてキャリアをスタートさせた。
母親は「検察官の力が不正に利用される歴史もある」とハリスさんの将来を危惧。しかし、ハリスさんは「私がシステムを内部から変える」と説得したという。
経済的理由で売春をしたり、ドラッグに手を出す10代の少女に手を差し伸べる団体を設立するなど、ハリスさんは社会的弱者に寄り添い続けた。「’08年、リーマン・ショックのときは、住む場所を失う人が続出。そこでハリスさんは大手銀行と交渉し、職を失った人のための住宅確保に尽力しました」