くらし情報『一人でも多くの署名を国連へ 被爆3世語る「日本の教訓生かせ」』

2020年12月15日 15:50

一人でも多くの署名を国連へ 被爆3世語る「日本の教訓生かせ」

祖父が長崎の被爆者で、被爆3世の林田光弘さん。

祖父が長崎の被爆者で、被爆3世の林田光弘さん。



林田光弘さん(28)は1992年長崎市生まれ。祖父が長崎の被爆者で、被爆3世。小学生の頃から被爆者たちの証言を聞き、核兵器廃絶の活動を続けてきた。大学在学中は「SEALDs」(シールズ、自由と民主主義のための学生緊急行動)を仲間と結成して活動した。若い世代での盛り上がりが評価されて、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)から声をかけられてリーダーになった。

リーダーとして約5年間活動をするなかで「身体的な被害だけでなく心、暮らし、人生まで破壊するのが核兵器」ということをあらためて認識したという。
原爆投下直後の惨状だけでなく、生き残った被爆者のその後の人生を伝えながら、「この世にあってはならないもの」と訴えて、今回、「ヒバクシャ国際署名」キャンペーンリーダーとして1,261万人超の賛同者を増やした。

「被爆者は他の戦争被害者の方々に比べても特別な苦しみのなかを生きてきました。肉体的な怪我や病気での苦しみに加えて、人類未曾有の経験である「被爆体験」は差別や偏見など社会的な孤立を生みました。原爆は体だけでなく、心、生活、財産、人生、すべてを破壊してしまう。

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