2020年12月15日 15:50
一人でも多くの署名を国連へ 被爆3世語る「日本の教訓生かせ」
『こんな目に遭うのは自分たちでたくさん』と被爆者たちが75年経ったいまも必死に訴え続けています。そのことを一人でも多くの日本人に伝えていきたいですし、事実を知ってほしいと思います」
核兵器禁止条約の前文には「核兵器の使用による犠牲者(hibakusha)ならびに核兵器の実験による被害者にもたらされた受け入れがたい苦痛と被害を心に留める」とあり、広島・長崎の被爆体験がこの条約の根底にある。
「残念なことに、未だ世界では広島・長崎の被害の実相が十分に伝わっていません。顕在化しない核の被害に苦しむ被爆者の人生を、人類の共通の記憶にすることで、核兵器に対する世界の認識は大きく変化するはずです。ほかの兵器と違う“核兵器”の持つ目には見えない恐ろしさを伝えることこそ今必要な行動なのです」
広島、長崎を単なる日本の歴史としてではなく、世界の経験にすることで核兵器に対する人々の価値観を変えていく。このようなアプローチは、これまでに禁止されてきた対人地雷やクラスター爆弾で成功した実績もある。「ヒバクシャ国際署名」は年末まで署名を集めている。林田さんは「一人でも多くの意思を国連に届けたい」と語る。
ヒバクシャ国際署名
https://hibakusha-appeal.net/
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