山口百恵「なんだと思ってるの!」引退コンサート直前の“事件”
この間、約150秒で百恵は永遠に人々の記憶に刻まれることとなったのだ。
その場で目撃していた盟友・野口五郎(64)はそのときの様子を本誌にこうコメントする。
「ラストコンサートの隣の席は(西城)秀樹でした。彼女が最後にマイクを置いたとき、僕も秀樹もアーティスト席の皆が、客席のファンの方たちより率先して、スタンディングオベーションをしたように僕は記憶しています」
この“伝説の150秒”にも百恵の強い意思が込められていたのではないかと、宮下さんは言う。
「よく『演出でマイクを置かせたのですか?』と聞かれるのですが、常に『そうじゃない』と言ってるんです。やっぱり百恵ちゃんの“最後の気持ち”だと私は思うんです。彼女のメッセージをあの舞台に込めて作っていたのでしょう。とにかく21歳にして心から尊敬できる女性でした」
令和になった今も、百恵は日本の“夢先案内人”として導き続けていくことだろう――。
「女性自身」2021年2月16日号 掲載
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