2021年2月5日 15:50
“電力の卸値”が25倍に!電気料金「市場連動型プラン」の落とし穴
などと使用量に応じて単価が決まり、JEPXとは関係ないものでした。
ですが新電力には、JEPXの価格と連動して電気料金が日々変わる「市場連動型」を採用する会社があり、これが高騰の原因でした。JEPXが10円未満で落ち着いていた’20年は、市場連動型は従来型より安いプランでしたが、冒頭のツイートのように、前月の10倍に跳ね上がるリスクもあったのです。
新電力のうち、市場連動型プランをとっているのは、自然電力、エルピオ、ダイレクトパワー、ハチドリ電力などで、全国で約80万件が契約しているといいます。
このうち、ハチドリ電力は地域の大手電力の料金を超える高騰分はハチドリ電力が負担すると発表しました。また、自然電力は、高騰分を上限3万円まで割り引きます。また、ダイレクトパワーは解約手数料2,000円を無料にし、他社への切り替えを促しています。
各社対応はさまざまですが、新電力を利用中の方はまず、料金プランを確認して。
市場連動型プランだった場合は、電力会社の切り替えも検討してください。切り替えは、新しい電力会社と契約すれば、以前の電力会社とは自動的に解約になります。なお、新規契約の前に、今の電力会社と解約すると、停電を起こす可能性もあるので注意してください。