ADHDの疑いがある夫 一人で背負うのはNG!(JINSEIのスパイス!第112回)
例えば、お茶の入った木箱とか、湯呑みの入った木箱とか、ワインの木箱とか、絶対捨てられないのです。息子に「なんでこんな意味のないもの、集めているの?」と聞かれ、「お前にはわからないんだ。もったいないし、いつか使えるかもしれないじゃないか」と答えている自分、たしかにちょっとおかしいですね。もっとも怒鳴り散らすことはありませんけど、息子には呆れられています。
と、ここまで書いて気がつきました。僕の周りの同世代の男性はこの傾向に当てはまる人が多いです。なので、ご主人はADHDの疑いがあるのかもしれないですが、僕とそれほど変わらないということにもなります。僕も病院に行ったらADHDと診断されてしまうかもしれないですね。
知り合いに、「辻さんは、多動症の気がありますよね」とよく指摘されています。ご主人も自分のどこが病気なのか、わかっていない可能性があります。そうだとしたら、まずはしっかり話し合って、理解し合うことが重要です。その上で、お医者さんのアドバイスをもとに、日常生活のなかで病と向き合う生活へとシフトしていくのがよろしいかと思います。人間の心というのは、とてももろく、わかりづらいものです。この10年という歳月のなかで、ご主人の心にどんな変化があったのでしょうか。