2021年4月8日 11:00
燃料費高騰は5月まで、ATM利用料は110円増 コロナ禍の値上げ
すでに何が値上がりしたのか、これから何が値上がりするのか、家計のために知る必要がある。加谷さんに、私たちの生活に直結する「値上げ」を解説してもらった。
■燃料・水道光熱費
今年に入り、毎月、「前月より値上げ」の発表やニュースが続いているのが「電気・ガス」料金だ。
3月30日には最新の発表があり、家庭の平均的な使用料で換算した場合、5月の料金は前月に比べて、東京電力が276円の値上げ、東京ガスが131円の値上げとなることがわかった(記事内の価格はすべて税込み)。
「電気とガスは、ともに液化天然ガス(LNG)の価格高騰の影響を受けて、値上がりしています」(加谷さん・以下同)
いま、右肩上がりの電気代とガス代だが、今後の見通しはどうなのだろうか?
「5月の料金の発表がありましたが、その額をピークに、その後は横ばいになると思われます」
水道代は、埼玉県川口市が1月に25%値上げした。神奈川県横浜市では7月から12%の値上げが行われる予定だ。今後も、各自治体で大幅な値上げが予想される。「全国の水道インフラは老朽化が進んでいます。
でも、各自治体が資金不足で使用料を値上げして財源を増やさないとリニューアルできない状態なんです。