CDCも“最大の経路”と認めた…空気感染のリスク高める3つの状況
部屋の中でも風を感じるくらいが理想です」
マスクは有効だが、清水教授は2つ重ねて着けることを勧める。
「空気中にウイルスが漂っていれば、マスクをしていてもわずかに吸い込みます。ウイルスは少しくらい吸っても感染しませんが、大量に吸えば感染します。変異株は大量に漂うので感染しやすいです。そのため、マスクは二重にしたほうがいい。マスクは上下左右の脇に隙間ができて空気が漏れやすい。すると、飛沫は防げてもウイルスを吸ってしまいます。二重にして脇を締めることが大事です。
CDCのデータも、脇漏れを防げれば、一般の不織布マスクでも医療用N95マスクに匹敵する性能が得られることを示しています」
二重が苦しければ、脇を締めるだけでも有効なので外側はウレタン製のマスクでもいいそうだ。
「内側が少し小さめ、外側が少し大きめにするといいようです。自分に合うサイズを選んでください」
これ以上、感染を拡大させないよう徹底した換気と二重マスクで、“鉄壁自衛”するしかない――。