くらし情報『舞が話題の森山未來 開会式1カ月前に設計案撤回のザハを演じていた』

2021年7月24日 11:00

舞が話題の森山未來 開会式1カ月前に設計案撤回のザハを演じていた

一度は採用されながらも国家によって廃案となった、”新国立競技場のデザイン”の鎮魂を描いたのが森山の出演した『未練の幽霊と怪物』。作・演出を務めた岡田氏はこの舞台への思いを、公式HP上でこう綴っていた。

《社会とその歴史は、その犠牲者としての未練の幽霊と怪物を、ひっきりなしに生み出して来て、今だって生み出し続けています。わたしたちはそれら幽霊や怪物のことを見ないこと忘れてしまうことを、その気になればできちゃうし、そのほうが快適な向きは確かにある。でもそれらに、つまり直視しないこと忘却することに、抗うために、能という演劇形式が持つ構造を借りて、音楽劇を上演します》

そんな“前段”のもと開会式に参加した森山。開会式のパフォーマンス後、森山は自身のインスタグラムで関係者への感謝の念を投稿。当初、開会式に携わる予定だった演出振付家のMIKIKO氏(44)などの名前も挙げながら、《最後に『未練の幽霊と怪物』の作・演出である岡田利規さんに、最大のリスペクトを》と綴っていた。実際に、森山の舞台出演を知る人からは、開会式での森山のパフォーマンスとザハ氏を重ねる声があがった。


《舞台観た者としては、ザハの幽霊をそこに感じずにはいられなかった》
《森山未來の舞いはザハへの鎮魂でもあるんだろうな》
《ザハの幽霊がオリンピックの開会式で踊るって凄い皮肉》

昨年の大会延期以降、混乱が続いた五輪開会式の制作チーム。

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