くらし情報『「熱中症での救急搬送」急増で医療現場の混乱招く恐れ』

2021年7月29日 06:00

「熱中症での救急搬送」急増で医療現場の混乱招く恐れ

「熱中症での救急搬送」急増で医療現場の混乱招く恐れ


「水分補給をしようにも、近くにあった自動販売機のドリンクはすべて売り切れ。会場到着から1時間ほど並んでワクチンを打ちましたが、その後なんだか頭がボーっとしてフラフラ。副反応なのか熱中症の症状だったのか、よくわかりません」(40代男性)

全国各地で進められている新型コロナウイルスのワクチン接種。7月21日時点で約4,500万人が1回目の接種を終えている。

この炎天下に急ピッチで進められているが、接種会場のなかにはテントやプレハブで作られた急ごしらえの場所も少なくない。冒頭の声は、東京・代々木公園のワクチン接種センターから出てきた人の感想だ。

希望者へのワクチン接種が順調に進むことが望まれるいっぽう、気がかりなのが連日の体温並みの酷暑が原因の熱中症による救急搬送。全国医師ユニオンの植山直人医師は次のように語る。


「ワクチン接種会場ではエアコンを強くしたり、水分補給を呼びかけるなど熱中症の対策にも力を入れています。ところが会場によっては、代々木公園のように駅からも相当歩いていかなければならない場所であったり、温度調整が不十分で熱のこもった会場もあるのが実情です。そのような環境に長時間いることは体に大きな負担をかけることになります。

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