2021年8月10日 06:00
天皇ご一家の車いすバスケへの期待…両陛下は「記者よりも詳しい」
車いすバスケの選手たちと懇談される天皇ご一家 /(C)JMPA
連日のメダル獲得に沸いた日本。一方で、感染者数の増加には歯止めがかからない。連日、1日あたりの感染者数が全国で1万人を突破する事態となり、パラリンピック開催が危ぶまれている。
天皇陛下は今回、オリンピックだけでなく、パラリンピックの名誉総裁にも就任されている。陛下は長年パラスポーツに関心を寄せられ、’18年6月には、今大会にも出場する女子マラソン(視覚障害)の道下美里選手の伴走者を務められた。
また、車いすバスケットボールの日本選手権は両陛下で3度観戦されている。’17年には愛子さまもご一緒だった。観戦後にはご一家そろって選手たちとご歓談され、愛子さまは「トレーニングはどうしているんですか」などと熱心に質問されたという。
天皇ご一家が観戦された’17年大会で優勝した宮城MAXの藤井新悟選手(43)に話を聞いた。藤井さんは現在、チームの代表兼ヘッドコーチも務めている。
「試合後に、上位4チームから4人ずつ、代表で歓談させていただく機会がありました。宮城MAXからは私のほか、今回のパラリンピック代表に選ばれた豊島英選手や藤本怜央選手も歓談に参加させていただきました。