くらし情報『深刻なデルタ株感染力「ワクチン1回目接種の効果も減少」』

2021年8月11日 06:00

深刻なデルタ株感染力「ワクチン1回目接種の効果も減少」

(岡先生・以下同)

7月31日の東京都の新規感染者数は4,058人。2倍、3倍ともなれば、都内での1日の新規感染者数が1万人をゆうに超えることも、現実味を帯びてきているのだ。

「今後、入院用の病床が埋まってしまい、自宅待機の人が増えれば、自宅で亡くなるケースが起こることも。死亡率の増加が避けられなくなってしまうのです。ワクチン普及の効果が見え始めているとはいえ、40代、50代では1回目の接種を済ませた人の数もまだまだ少ないのが現状です。この世代の人々にとって、現在の爆発的な感染者数の増加は極めて危険だと言わざるをえません」

■デルタ株の恐ろしさの理由は“ワクチン接種の効果”

岡先生によれば、今回の感染爆発を招いている大きな要因が、これまで国内で広がったウイルスに比べ強い感染力をもつ変異型の「デルタ株」にあるという。さらに、岡先生がデルタ株の恐ろしさの理由に挙げるのが、ワクチン接種の効果だ。

「デルタ株に対しても、もちろんワクチンの効果は得られます。
ただし1回接種だけでは従来型に対して6割あった予防効果が3割程度に落ちてしまいます。2回目の接種から2週間後でようやく、従来型と同等の9割ほどまで予防効果が上がるといわれています」

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