くらし情報『「ベストセラー絵本がDVやレイプを助長」と活動家が批判』

2021年8月26日 06:00

「ベストセラー絵本がDVやレイプを助長」と活動家が批判

2016年、著者ジュディス・カーとトラの着ぐるみ(写真:REX/アフロ)

2016年、著者ジュディス・カーとトラの着ぐるみ(写真:REX/アフロ)



世界中で読み継がれているベストセラー絵本『おちゃのじかんにきたとら』をめぐって、ある騒動が起きている。

男性による女性への暴力の根絶を目指す慈善団体「ゼロ・トレランス」の代表、レイチェル・アダムソン氏は、BBCラジオ・スコットランドの番組で、この絵本が「女性や少女への暴力の原因となる男女間の不平等を助長している」と指摘した。Daily Mailなどが伝えている。

『おちゃのじかんにきたとら』はジュディス・カーが1968年に出版した作品だ。女の子と母親がお茶を楽しもうとしていた時、お腹をすかせたトラが来訪し、「お茶の時間にご一緒させてもらえませんか?」と丁寧に尋ねる。

母親は快く招き入れるが、トラはお茶やお菓子はもちろん、晩ごはんや缶詰など家中の食べ物を食べ尽くしてから、何ごともなかったように帰って行く。その後、帰宅した父親が家族を食事に連れて行く、というストーリーだ。Daily Mailによれば、これまでにおよそ500万部が売れたとされている。


だがアダムソン氏はBBCラジオ・スコットランドの番組内で、「ジェンダーの固定概念は有害であり、ジェンダーの不平等を助長します。

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