2021年10月21日 15:50
お湯が使えない、年賀状が作れない…コロナ禍の“品薄リスト”12
【パソコン】NEC、アップルなど
供給制限、減産見通しなど。
【スマートフォン】アップル
半導体不足により生産目標を下方修正。
【カーナビ】パナソニック、パイオニアなど
品薄で入手困難。
【プリンター】キヤノン
ベトナムの状況次第でさらに品薄に。
給湯器を筆頭に、使えなくなると毎日の生活で何かと困る製品が品薄とは、いったいなぜなのかーー。
「コロナ禍で、ベトナムが大規模なロックダウンをしていたことが大きく関係しています」(加谷さん・以下同)
ベトナムの状況が日本の製品に関係してくるメカニズムを、加谷さんは次のように解説する。
「ベトナムに進出している日本の企業は約2,000社あります。大手メーカーでは、主力工場のあるTOTO、プリンターを製造しているキヤノン、白物家電ではパナソニック、部品生産でトヨタ、ホンダなどがベトナムを調達先としています。
これらの企業が、現地のロックダウンで部品などの生産が止まり、製品が日本に入ってこない状況に陥っています」
■品薄状態が値上げの引き金になることも
ベトナムでは、現地調達できない部品などを日本、中国、韓国やタイなどから輸入・加工しているが、タイでも同じようにコロナ禍の影響で製造が遅延・中断しているという。