2021年10月25日 18:14
真冬に日本海を北上…18歳青年の“徒歩で日本縦断旅”を心から応援できない人が多いワケ
(ITジャーナリスト)
比嘉さんは資金作りとトレーニングを兼ねて、7月と9月に上京。東京でテイクアウトの配達員をし、徒歩で食事を届けたという。多いときは1日に30~40キロ歩くこともあったようだ。
■ルートは真冬の日本海側……
そんな比嘉さんは琉球新報の取材に、「知識がある大人ほど止めてくる」と語っている。両親も反対したというが、「自分のやりたいことを、まだ1回もやったことがないのに止められるのは嫌いだ」「ちゃんと準備すれば達成できることがあると証明したい」と意気込んでいる。
だが、大人が反対するには理由がありそうだ。比嘉さんのインスタグラムをのぞいてみると、日本地図上に旅のルートを示した画像が。それによると九州、広島、岡山、兵庫、京都と縦断するようだが、福井あたりから東北、北海道に向けて日本海側に沿って北上するルートになっているのだ。
真冬の日本海側は、太平洋側に比べて、降雪地帯が多く、寒さも格段に厳しく、険しい道のりになることが容易に想像できる。さらに宿泊は、「主に野宿」だとも伝えられている。極寒となる稚内に向けて歩を進める比嘉さんに、SNS上では心配の声が相次いでいる。
《「無謀だ」