2021年11月1日 11:00
幸運の独り占めはNG 江原啓之の幸せ呼び込む“30%返し”のススメ
この「幸せの前納金」を世の中に納めることを怠ってしまうと、お金は身につかないのだという。確かに30%を負担に感じる人も多いと思うが、「損して得取れ」という言葉のとおり。よき行いは必ず返ってくると江原さんは語る。
【2】寄付で大切なのは金額ではなく「痛み」
では、寄付金や義援金の適正金額はあるのか。
「重要なのは、金額の多寡ではありません。痛みを伴ってまでその行為ができるかどうかです。イエス・キリストが弟子に言った言葉に、『金持ちが天国に入るのはラクダが針の穴を通るより難しい』というものがあります。たくさんお金を稼いでいる豊かな人にとっての1万円には痛みは伴わず、そこに愛は宿りません。
一方で、貧しい人が同額の献金をしたならば、それは善行です。マザー・テレサも『痛むほど人を愛しなさい』と教えてくださっているでしょう。問題は金額ではないのです」
【3】誰かを幸せにすることが「働きがい」になる
次に、働いて稼ぐお金にはどんな意味があるのか。コロナ禍ということもあり、「自分が食べるぶんだけ稼げたらそれで十分」という意見もあるが、こうしたスタンスには江原さんは首をかしげる。
「『自分のぶんだけ』というのは『自分さえよければいい』ということであり、それはあまりに利己的な考え方ではないでしょうか。