2021年11月2日 06:00
眞子さん説得を放棄…会見前日にあった宮内庁からの“ありえない要請”
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「私のことを思い静かに心配してくださった方々や事実に基づかない情報に惑わされず、私と圭さんを変わらずに応援してくださった方々に、感謝しております」
会見中、何度も「感謝」という言葉を口にされた眞子さん。しかしその感謝は、すべての国民に向けられたものではなかった――。
記者会見での眞子さんの様子を見て、精神科医で立教大学教授の香山リカさんはこう語る。
「自分の不調が外部から与えられたトラウマだと理解した眞子さんは、自分の言葉でそれを説明することが克服につながると考えたのではないかと思います。精いっぱいの“自己主張”をしたことで、本人なりの安堵感や達成感が得られたのではないかと見受けられます」
一方で近現代の皇室に詳しい歴史学者の小田部雄次さんは「皇室に対しても国民に対しても“敵か味方か”を区別しているような言い方が気になった」と語る。
「皇室や2人の将来を心配するからこその意見も『誹謗中傷』とみなされ、排除されたと感じます。眞子さんが体調を考慮して質疑応答を避けたのはやむをえないことですが、小室さんが1人で対応することもできたはずです。一方的に話したあと2人そろって退室したのは、悪い印象をさらに強める結果になったと思います」