くらし情報『内野聖陽「絶望を与えてしまった」紫綬褒章の陰に亡き父への贖罪30年』

2021年11月11日 15:50

内野聖陽「絶望を与えてしまった」紫綬褒章の陰に亡き父への贖罪30年

’99年に読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞した際には、賞金を持って会いに行ったという実父はその3年後に他界している。

《父には、僕が想像する以上の絶望感を与えてしまったと思っています。自分が役者になったことで、父をはじめ多くの人たちを裏切ってしまったという気持ちは今でもあります。だからこそ、中途半端なことはできないという意識が常にありますね》(同誌より)

■実家の寺に話を聞きにいくと…

神奈川県内にある内野の実家は、戦国時代から続く名刹。本堂と山門は指定文化財になっている。現在、その住職を務めている叔父に今回の受章について聞こうと寺院を訪ねたところ弟子が応対。内野から受章の連絡はなかったが

「『おめでとうございます』と伝えておいてほしいのことでした。うれしいことだと言っていました」

30年前、跡継ぎを拒否し《中途半端なことはできない》という実父への贖罪が、「意地悪な俳優でいたい」矜持に至ったのだろう。
「先日までの朝ドラ『おかえりモネ』に主人公の父親役として出演したのも“父親が喜んでくれるから”という思いがあったのだと思います」(NHK関係者)

内野は紫綬褒章受章時、「まだまだ役者の道のりは長いです。

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