くらし情報『母が残した遺言 取り分少ない次男が「母は認知症だった」と言い出して…』

2021年11月18日 11:00

母が残した遺言 取り分少ない次男が「母は認知症だった」と言い出して…

母が残した遺言 取り分少ない次男が「母は認知症だった」と言い出して…


老親との別れは誰にとってもつらいものだが、きちんと相続対策をしておかないと、悲しみにひたっていられる時間なんてない。身近なきょうだい同士で骨肉の争いにならないよう今から備えよう!そこで、読者世代が陥りやすい“争続”トラブルを紹介。具体的な対処法を相続問題に詳しい行政書士の竹内豊さんに聞いた。

【ケース】母親が書いておいた「遺言書」が無効だと訴えられた

長男夫婦と同居していた母は、少し“物忘れ”の症状が出始めていた。その母が亡くなった後、「遺言書」をもとにきょうだいで相続の準備を進めていたところ、次男の相続分が少ないことが発覚。

これに納得できない次男は、「病院にお見舞いに行ったとき、面会禁止のためタブレット端末越しに面談をしたところ、母さんは自分のことが認識できなかった。遺言書の日付の段階では認知症になっていたはずなので、この遺言書は無効だ!」と、言いだし……。

【対策】主治医に「診断書」を書いてもらおう

「遺言書」は元気なうちに書くのが鉄則なのだが、「元気」というのが遺言書を書くときにカギとなってくる。


「体は元気であっても、話していたことを理解できない状態で遺言書を書いた場合、ほかの家族から家庭裁判所に無効の訴えを出されたら、その遺言書は無効になってしまうことも考えられます。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.