2021年12月9日 11:00
昨季比2140円増…冬の暖房費削減に「部屋ダウンベストを」
また、暖まった空気を逃がさない工夫も大切。窓は保温効果の高い厚手のカーテンで覆う。床に熱が逃げないようにホットカーペットやコタツの下に断熱シートを敷くなどの対策をすると、少ないエネルギーでも暖かく感じられます」
暖房の設定温度を21度から20度へと1度下げるだけでも、エアコンでひと冬約1,430円、ガスファンヒーターで約1,320円の省エネ効果があるという。
「寒いと思ったら1枚多く重ね着して体感温度を上げて対処するのがカギ。寒さを感じやすい足首と首を温めるのが効果的です。室内ではレッグウオーマーやスカーフなどで保温。またお尻まで隠れる大きいサイズのダウンベストは暖かいうえに、袖がないので家事がしやすくおすすめです」
また湿度も体感温度と関係しており、結露しない40~60%を目安に加湿器をつけたり洗濯物を室内干ししたりするのも効果的。
「これらの省エネ対策で、暖房費を2~3割削減することも不可能ではありません。
とはいえ、とくに寒い地域ではヒートショック(寒暖差による心不全や脳卒中)の危険性があります。トイレや脱衣所にはすぐに暖かくなる電気ストーブやパネルヒーターなどを置くなど必要な対策は万全に。