くらし情報『渋沢栄一の素顔を知る唯一の生き証人 孫の鮫島純子さん語る祖父』

2021年12月25日 06:00

渋沢栄一の素顔を知る唯一の生き証人 孫の鮫島純子さん語る祖父

エッセイストとしても活躍中の鮫島さん(撮影:菊池一郎)

エッセイストとしても活躍中の鮫島さん(撮影:菊池一郎)



「『青天を衝け』は、脚本が本当に素晴らしく、史実をよくご研究の上、忠実に描いてくださっていて、毎回の放映を感謝しながら拝見していました」

穏やかに微笑むのは渋沢栄一の孫でエッセイストとして活躍する鮫島純子さん(99)。

渋沢栄一は、一農夫として生まれ、後に明治の元勲に並ぶ仕事をなし遂げ、「資本主義の父」としてたたえられる。冒頭の通り、今年のNHK大河ドラマでその一代記が描かれた『青天を衝け』は、毎週高視聴率を記録。ドラマは26日でラストを迎え、栄一ロスが広がりそうだが、24年に刷新される一万円札の“顔”になることも決定しているなど、一過性のブームで終わるような人物ではないのだ。

渋沢栄一の素顔を記憶する親族はいまや鮫島さんただひとり。

「とにかく優しく穏やかな人だったことを今でも覚えています。『よう来られたな』と、毎度訪問の度に榮太棲の梅ぼ志飴を、餌をねだる子雀のような口に入れてくれました。孫にも丁寧な言葉で語りかけるような人で、突然訪ねて来られた方々の身の上相談にも応じている場面も記憶に残っております」

『誰もが同じように幸せを感じる社会でなければならない』
『自分一人がお金を蓄えても、気分はよくない。

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