2021年12月26日 06:00
99歳に見えない壮健ぶり 渋沢栄一の孫娘明かした健康の秘訣
身に着けているワンピースはお手製だという(撮影:菊池一郎)
渋沢栄一の孫でエッセイストとして活躍する鮫島純子さん(99)は、その心身壮健な様子や穏やかな語り口で、多くの人々の注目の的となっている。
渋沢栄一の実像を知る貴重な生き証人でもある鮫島さんは、渋沢の三男で実業家渋沢正雄氏の次女である。近年はエッセイストとして著書を出し、近著『なにがあっても、ありがとう』(あさ出版)『97歳、幸せな超ポジティブ生活』(三笠書房)はいまやベストセラーに。
エッセイの人気もさることながら、目を引くのはピンと伸びた背筋やツヤのある髪。ハキハキとした話し方も、とてもではないが99歳には見えない。鮫島さんに健康法を聞くと、様々な先人たちから教えを賜ったという。
台湾出身で日本で医学博士となった故・荘淑旂(そうしゅくき)氏の教えも、鮫島さんの健康の秘訣の一つだ。日課となっていた明治神宮の散歩中に親しくなったという荘氏。
彼女から教えられた健康習慣や、鮫島さんが貫いてきた日々の健康法を今回教えてもらった。
■樹の気を浴び一直線に歩く
「長年、早朝に明治神宮の森を歩くことを日課としています。主人の存命中は二人で、日の出とともに起床し、明治神宮の森、緑の中を散歩しました。