2022年1月12日 15:50
ハラミちゃん プロ目指すも挫折…初めて語った突発性難聴と引きこもりの過去
「私は他大学のバンドサークルに入ったんですが、音大生ぐらい楽器の上手なコがたくさんいて。それなのに彼らが普通に就職していく姿を見て、プロになれる自信がなくなっちゃったんです」
プロの道を諦め、以前から興味のあった音楽の教師を目指すか、企業に就職するかで悩んでいたところ、背中を押してくれたのが、恩師である音楽の先生だった。
「『音楽の先生って一度も社会に出ずになる人が多いの。だから、一回は社会を経験してみると大きな強みになるよ』とアドバイスされました。それを聞いて音楽とは別の世界を経験してみたくなり、IT企業に就職を決めたんです」
ピアノ一筋で育ててくれた両親に就職の話を打ち明けたとき、意外にも反対はされなかったという。
「最近知ったのですが、両親は私にピアニストになってほしかったわけではなかったみたい。楽器が弾けることで友達ができたり、『芸は身を助く』じゃないですけど、将来ピアノが私を救ってくれればという気持ちだったようで」
IT企業に入社するものの、パソコンは全く使えなかったという。
「『(スライドを作成するソフトの)PowerPointで資料作って』と言われたときは『PowerPoint』を『力の入れどころ』だと思ってたんですよ(笑)。