70代になったら始めたい「年会費」「銀行口座」の整理

【使っていない銀行口座】

判断能力がしっかりしているうちに金融資産や定期預金などは解約して現金化しておくと、相続のときにもスムーズに手続きができる。

残すモノについては、「健康」と「最期のとき」に留意することが大切。

大津さんによれば「70代でサークル活動やジム通いをやめる人は多い」そうだが、早寝早起きやウオーキングといった健康的な習慣はぜひ残したい。また、気持ちを若く保つためには、美容院通いのようなおしゃれ心も同様だ。

あとは、高齢者施設の下見に行き、人生終盤の生活イメージをきちんと持っておくほか、相続を考えた資産整理に着手したい。

■残すモノ

【前向きな生活習慣】

早寝早起きして毎日ウオーキングをするだけでも健康を維持できる。お金は「美容院通い」など前向きな習慣だけに使うようにしよう。

【老後の生活のイメージ】

近い将来、介護が必要になったときを具体的にイメージしながら、高齢者施設の見学や体験入所も元気なうちにやっておきたい。

【「最期のとき」の希望】

終末期や自分が死んだときを想定して、延命治療や献体をどうするのか、また、葬儀のやり方や菩提寺の情報などをエンディングノートに書き残しておこう。