2022年3月3日 15:50
“吉右衛門”の堀部圭亮語る『カムカム』赤螺家3代のトリビア
父子の二役の演じ分けにあたって、苦労はないのだろうか。
「脚本のト書きや台詞が素晴らしいので、流れのままに自然に演じています。岡山ことばで頑固なイメージの吉兵衛に比べ、吉右衛門は母(清子=松原智恵子)と一緒にいるので『お母ちゃん~』と京都ことばで話すし、松原さんの空気もとても柔らかいので、吉右衛門のほうがやや丸い性格かもしれません」
こまかい設定が施された登場人物たちや、そこに張り巡らされた伏線が人気を支える『カムカム』。“赤螺家3代の100年”にまつわるトリビアも多いという。
「まず、赤螺家の子どもはオカッパ頭が定番ですね。吉右衛門の息子・吉之丞もそう。それから、吉右衛門はシャツのボタンをいちばん上までキチッと留めます。これは、子役さんが演じていた時代の吉右衛門をずっと見ていて、そのまま僕も受け継いでいるんです。
また『あかにし』店内には吉右衛門のケチな性格が現れた標語が貼られていますが、標語の字体は、岡山の店にあったものと一緒。僕はすべて母の清子さんが書いているんじゃないかとにらんでいます。赤螺家を締めてるのは、意外と母なんでしょうね(笑)」
最終回まで、赤螺家から目が離せない――。
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