2022年3月6日 06:00
小泉今日子の不動の人気“黄金比の美貌”と“自分を貫く姿”が魅力に
丸顔でもなく、シャープすぎず、小顔で、目、鼻、口の位置なども完璧。キョンキョンの顔をAIで分析したら、完璧な黄金比率の顔立ちだと測定されそうです(笑)。また、堂々と政治的な発言をしたり、自分で製作会社を立ち上げて独立するような“男前”な印象が強いですが、アイドル時代から、普通のアイドルのように大人のレールには簡単に乗らず、個を持っている雰囲気がありました」
『100%男女交際』(’86年)など、ストレートな歌詞のアイドル路線の曲が続いた後、キョンキョンの新たな個性が光ったのが『夜明けのMEW』(’86年)。シングルレコードのジャケットに映るキョンキョンは、はつらつとした笑顔ではなく、少し物憂げで、大人びた表情だった。
「しっとりとした大人の曲で、制作陣は作詞・秋元康さん、作曲・筒美京平さんという夢のような組み合わせでした。当時から、ファンならずとも『MEWって何?』という疑問の声が聞かれました。詩はさまざまな解釈がなされるものですが、“猫が甘えている声なのではないか”というのが、一般的な見方だったと思います。秋元さんの独特な世界観も魅力的な歌でした」
次にリリースされた『木枯しに抱かれて』(’86年)