2022年3月10日 11:00
【祝還暦】松田聖子 デビュー時の共演者語る“ウソ泣き”の内幕「求められる役回りわかってた」
89年、事務所からの独立記者会見を行う聖子
’80年4月1日、『裸足の季節』でデビューした松田聖子(60)。8月14日には、2枚目の『青い珊瑚礁』で音楽番組『ザ・ベストテン』(TBS系)に初ランクイン。札幌でのキャンペーンを終えた聖子は羽田空港で飛行機のタラップを降りて歌唱。そんな衝撃的な生中継も相まって人気が上昇し、9月18日には初の1位に。
その2カ月後、日本歌謡大賞で放送音楽新人賞を受賞。『青い珊瑚礁』を歌う途中におえつし、母親がハンカチで聖子の目を拭った。カメラはその顔をアップで捉えたが、涙は流れていないように見え、『ウソ泣き』とたたかれた。
聖子はそれさえもプラスに変えた。
『ヤンヤン歌うスタジオ』(テレビ東京系)で121回も共演した、あのねのねの清水国明(71)は、コントでの勘所のよさに感心した。
「『ぶりっ子』とか『ウソ泣き』と突っ込んでも、『イヤだ~』とか『涙出てますよ~』といいリアクションをしてくれました。魚の“ぶり”の被り物もしてくれたし、すでに、求められる自分の役回りをわかっていたんですね。なんでもやってくれるので助かりました。
コントでは思いっきり緩い部分を見せてくれるけど、歌ではきちんとカメラ目線で決める。