“松竹梅”の価格設定に注意!日常に潜む「無駄使い」の罠7つ
【ワナ2】「定期購入・サブスク」
定期購入やサブスクには、初回無料や通常価格より安いなどの特典がある。「同じ買うなら安いほうがいい。試してダメなら解約できる」と思って契約するが……。
「人は慣れた状況を好み、変化を嫌います。いったん始めると『ここでやめたらもったいない』などと現状を維持したい気持ちが強く、買い続けてしまう人が多いです」
また、解約手続きは複雑で「今は面倒だ」と先送り。そのうち、契約自体を忘れてしまうことも。
「使い放題の元が取れるくらい使い倒していない定期購入やサブスクは、利用料の払い放題でしかありません。今すぐ解約を」
【ワナ3】「クーポン」の損失
「500円クーポンと500円引きは同じもののように感じますが、本質はまったく違います」
クーポンはただの紙切れでも“自分のもの”。
使わないと自分のクーポンを失った損失感を味わう。いっぽう値引きは、使ったときにお得な喜びを感じられるものだ。
「人は得する喜びより、損する悲しみを大きく感じます。同じ500円でもクーポンを失って損する悲しみは、値引きで得する喜びの2倍以上です」
売り手はこの心理をついてクーポンを発行するが、クーポンを失ったとしても、自分のお金が減るわけでも損するわけでもない。