くらし情報『5月下旬から接種開始「ノババックス製」ワクチンのメリットとは?』

2022年5月12日 06:00

5月下旬から接種開始「ノババックス製」ワクチンのメリットとは?

ただし、これらのデータはいずれもアルファ株、ベータ株の流行時のもの。効果はウイルスが変異を重ねるほど下がります。だからこそ、追加接種で抗体量を増やすことが大切なのです」

’21年6月に、医学雑誌『ランセット』は、約2,900人を対象にした、ファイザーとノババックスの「交互接種」に関しての研究論文を掲載している。

「《ファイザーを2回接種、3回目は未接種の層》と比較すると、《ファイザーを2回接種、3回目をノババックスに切り替えた層》は抗体量が4.91倍でした。抗体量が6.60倍となる《3回ともファイザーを接種した層》には劣るものの、一定の効果は得られるようです」(松井さん)

■ノババックスの副反応は?

【副反応】

「ノババックスの副反応は、比較的軽いものだと考えられます。接種後の発熱も10%以下。mRNAよりも頻度は低いですが、まったくない、というわけではありません」(森内さん)

ワクチンの添付書類にも副反応の発生頻度が明記されており、頭痛は1回目24.93%、2回目44.45%、倦怠感は1回目14.72%、2回目38.94%、関節痛は1回目7.68%、2回目22.22%、悪心/嘔吐は1回目6.37%、2回目11.26%。

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