くらし情報『松坂桃李 食事はバナナ1〜2本のときも…身体に刻んだ孤独と絶望』

2022年5月14日 06:00

松坂桃李 食事はバナナ1〜2本のときも…身体に刻んだ孤独と絶望

作品のためにやっているんだけど、まぁいっか、と。それよりも、内面を深掘りする作業のほうがものすごく難しかったですね」

“被害者”と“加害者”を引き寄せた孤独。「文には、自分ではどうしようもない、あらがうことのできない絶望というものが常にあって」と話す松坂が演じる、儚いまなざしの文が印象に残る。

取材の最後に、人と違うことで孤独を抱える文になぞらえて「人と違う面」を聞いてみると、なんだろうなぁ……と真剣に考え込むこと数回。その姿からも仕事への真摯な取り組み方がうかがえた。そしてこのような返事が。

「10年以上同じ靴を履いていることでしょうか。壊れたら直す、を繰り返しているんですけれど、修理するなら買ったほうが早いよと周りから言われたことがありました。
自分の中では普通なんですけど。そこは人と違うのかもしれないです」

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