2022年5月14日 06:00
オードリー・ヘプバーン長男明かす素顔「母とはいつも冗談を」
(ショーンさん・以下同)
そんな、セレブリティではなく一人の女性としてのオードリーの姿は、映画『オードリー・ヘプバーン』で垣間見ることができる。父親との複雑な関係や、度重なる離婚など、世界中から愛されていたはずの彼女が、愛を求めてもがき続けていたという事実には、とても驚かされる。
「弟のルカが生まれてから、再婚相手との関係が悪化して、母はかなりつらい思いをしていたようです。僕もまだ10代でしたが、そんな母に頼るのは申し訳なくて、早く自立しなければと考えていました。でもそれは、母が何事も自分で考えて判断するようにと、教育してくれていたからだと思います」
また本作には、ショーンさんの娘、つまりオードリーの孫にあたるエマさんも出演している。彼女が祖母について深く語るのは今回がほぼ初めてのことだそう。
「エマが子どものころ、2人でニューヨークのホテルに滞在したとき、彼女が英国風のアクセントでルームサービスを注文したんです。その姿が、母が『マイ・フェア・レディ』で演じたイライザと重なりました。
母から僕、そして僕からエマへと、オードリー・ヘプバーンの遺伝子は、確実に受け継がれているんだと感じます」