2022年5月26日 11:00
皇居内に異例の巨大カフェ建設!雅子さまが訴えていた「皇室の情報発信」拠点に
三の丸尚蔵館には伊藤若冲の作品など、国宝や国宝級の品々がたくさんあるのですが、現在の建物では小さすぎました。外国人に対しても皇室や皇居、日本の文化財をアピールし、おもてなしするには、新しい施設が必要ということでしょう。もちろん、宮内庁が独断で行うことはなく、天皇陛下のご了承あっての話なのだと思います」
一方、前出の宮内庁関係者は、雅子さまのお考えも反映されているのではないかと語る。
「雅子さまは以前から、外国との相互理解を育む重要性を訴えていらっしゃいました。皇族数が減少し、海外訪問の機会も減っているなかで、新たな国際交流のあり方を模索されていたのです。’19年には224万人もの来園者数を記録した皇居・東御苑にカフェを設置して、日本人と外国人の交流の場を作る、そして皇室の役割や歴史について伝える場にするというアイデアは、雅子さまのお考えにも合致していると思います」
雅子さまは’97年の誕生日会見で、世界の国々との関係について、次のように発言されていた。
「世界の様々な問題や、また、将来にわたって人類にとっての問題となってくるような問題について、世界各国の人々が、手を携えて取り組んでいかなければならない時代にあると思いますので、そのためにも各国の人々との相互理解が進んでいくことが大切ではないかと思っております」