2022年6月2日 15:50
海老蔵 イメージ大暴落で襲名披露の収入3億円が激減危機…松竹は“染五郎シフト”へ
26年ぶりの上演となる『信康』を前回演じたのが、くしくも新之助時代の18歳の海老蔵さんでした。海老蔵さんより1年早く抜擢したことからも、松竹が染五郎さんに大きな期待を寄せていることは明白です」
前出の梨園関係者によれば、海老蔵と松竹の間に不協和音が生じたのは2年前のことだという。
「コロナで全公演が休演に追い込まれた松竹は、ある幹部が出演料の高い役者さんにギャラの引き下げをお願いしたそうです。大多数の役者さんが応じたものの、海老蔵さんは認めなかったといいます。海老蔵さんには約20億円ともいわれる親の借金を松竹に肩代わりしてもらった恩義がありましたが、すでに完済。そのため自分の主張は曲げず『松竹の言いなりにならない』という意識が強いようです」
松竹としても、もはや言うことを聞かない海老蔵に頭を下げるより、新たなスターを育てたほうが早い。そこで染五郎に白羽の矢を立てたというのだ。
■十三代目團十郎襲名披露興行収入は50億円に達すると見込まれていたが…
「松竹の幹部は、染五郎さんの色気を絶賛して高く評価しています。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の義高役で、のべ5話しか登場していなかったのに“義高ロス”と騒がれた彼の人気を放っておくわけはありません。