2022年6月5日 06:00
下降気味だった松田聖子の人気に再び火をつけた名曲『夏の扉』
郷ひろみとの熱愛が噂されるようになったのは19歳初のシングル『夏の扉』のヒット中
住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、髪形やしぐさを“まねっこ”したスターの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’80年代”を振り返ってみましょうーー。
■“やっぱり聖子ちゃんはスゴイ”と再認識
「『夏の扉』(’81年)は、まさに“私たちの’80年代”を代表する、王道のアイドル曲。デビュー曲の『裸足の季節』(’80年)と同様に、資生堂「エクボ」のCMでも採用されました。近年でも、聖子ちゃんのコンサートのラスト曲や、終盤の盛り上がる曲として使用されており、会場全体で『フレッシュ!フレッシュ!』と一緒に歌うのが、ファンのあいだでは定番です」
そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(54)。『夏の扉』は、聖子にとって5枚目のシングルだ。
「デビュー後、ほどなくトップアイドルへと上り詰め、『青い珊瑚礁』『風は秋色』(ともに’80年)と次々にヒット曲を連発。ところが4枚目の『チェリーブラッサム』(’81年)は、それまでの聖子ちゃんとは違う曲調だったこともあってか、ファンばかりか、本人にさえ、戸惑いがあったといわれています。