食べ物サブスクで節約&エコ!月1296円で“未利用魚”が届く
食品が値上がりし生活がきびしくなるいっぽうで、食べられるのに捨てられてしまうフードロスはなかなか減りません。ですが販売方法を工夫すれば、フードロスは魅力的な商品に生まれ変わります。そんな、フードロス解消&家計防衛の技を経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれましたーー。
■商習慣もフードロスの原因に。賞味期限が壁
キーワードは自宅に届く定期便、つまり「サブスク」です。
まずは魚です。傷があったり大きさや形がふぞろいなどの理由で、市場に卸す前に捨てられる魚は「未利用魚」と呼ばれ、通常、水揚げ量の3~4割を占めます。
水産ベンチャーのベンナーズは、未利用魚を取れた日のうちにみそ漬けやたれ漬け、カルパッチョなどに加工し、瞬間冷凍して販売しています。
1.5人前のパックが6種類で4200円(税込み・以下同)など、毎月届くサブスクです。
漁師は捨てていた魚が収入になり、販売会社はサブスクで安定的に事業ができ、利用者は鮮度抜群の魚を手軽においしく食べられる。まさに“三方よし”で、フードロスの解消、環境への負荷軽減などに貢献しています。
未利用魚は宅配のらでぃっしゅぼーやでも毎月1回の定期便があります。